看護師みんなが2024年に頑張ったことは何?ランキング&コメントを紹介!
あっという間に12月!今年もいよいよ終わります。
2024年は皆さんにとって、どんな一年でしたか?
今年を振り返り、頑張ったねと自分を褒たたえるのも良し!しみじみと成長を実感するも良し!年の瀬に一年を振り返り、改めて成長や学び、反省点を自覚しましょう。
振り返ることで価値観が明確になり、自分自身が人生の中でどういう位置にいるのか客観的に見ることができます。今後のライフプラン・キャリアプランの方向性について落ち着いて考えるためにも、一年を振り返ることはとても大切です。
そこで、看護師専門の人材会社スーパーナースは、登録している看護師の皆さんを中心に「私の○○を頑張ったこと投票 2024年」と題した投票を実施しました!
この記事では、投票の結果をランキング形式で紹介します。
もしかすると、意外なものが上位にきているかも……。回答をして結果発表を待っていた皆さんも、初めて見てくれたという皆さんも、ぜひチェックしてくださいね。
→続いて、第5~9位は「看護師が2024年に頑張ったこと【ランキング発表】《中編》」に続きます。
看護師の皆さんは、2024年は何を頑張った?投票結果を発表!
スーパーナースでは、登録している看護師の皆さんを中心に「2024年頑張ったこと」についての投票を実施しました。
投票はインターネットを通じて行ない、実施期間は2024年11月20日~12月3日。有効回答数は575人です。
今年を振り返り「これを最も頑張った!」と思うことを、選択肢の中から⼀つだけ選んで投票してもらいました。
「私の○○を頑張ったこと 2024年」投票結果
それでは、投票結果を発表します!
第1位が「自分らしく働いた」で、ダントツの票数を集めました。続いて「転職」「副業」と続きました。
投票では、特に仕事に絞っていたわけではなかったので、この結果からは、改めて「看護師は頑張って働いているんだな」という印象を受けるのではないでしょうか。
※実施期間:2024年11月20日~12月3日、有効回答数:575人
「仕事」と「プライベート」では、どっちが多かった?
頑張ったことといえば、大きく分けて「仕事で頑張ったこと」「プライベートで頑張ったこと」がありますよね。今年頑張ったこととして、どちらに票を入れた人が多かったでしょうか?
働き方、プライベートという2つのカテゴリーに分けて、そのなかの1票だけ入れる形式で行なったため、結果が明確に出ました。
結果、働き方や業務に関係する「仕事で頑張った」ことに投票した人は514人で、89.4%。全体の約9割です!
趣味をはじめ結婚、美容といった「プライベートで頑張った」ことに投票した人は61人で、10.6%。約1割でした。
※今回の投票では、選択肢のカテゴリーを「働き方」と「プライベート」に分けた。本グラフは、働き方カテゴリーを「仕事」とした。
仕事とプライベートでは、仕事を頑張ったと振り返った看護師がほとんど!
仕事をしている時間というのは、1年の中でも占める割合がとっても大きいです。そして、看護師の仕事は日々たくさんの人と接し、責任も重いぶん、印象に残る出来事も多くなります。
それだけやりがいがある仕事なので、「仕事に関することを頑張った」と振り返る人が多くなったのかもしれませんね。
続いて、第1位から順に、看護師の皆さんのコメントとともに詳しく紹介していきます!
第1位★自分らしく働いた…182票
堂々の第1位にランクインしたのは「自分らしく働いた」こと。
「死ぬほど働いた」という項目もあったのですが、「自分らしく働いた」ことを選んだ看護師が圧倒的に多数でした。
「先輩に遠慮せず、仕事が終わったらすぐ帰るようにした」
- Yさん 20代前半 がん専門病院 消化器外科病棟勤務(大阪府)
- 今までは、先輩が残業していると自分の仕事が終わっていても帰るに帰れず、仕事をしているふりをして残っていました。
でもよく考えたら、そんなの時間がもったいない!と思い、今年からは勇気を出して「お先に失礼します」と自分の仕事が終わったら帰るようにしました。
おかげさまで、ジムに行く時間もできて気持ちにも余裕ができて、楽しく仕事できるようになりました!
先輩に嫌な顔されるんじゃ……と心配していましたが、全然そんなことはなくて「早く帰れる人は帰ってね」と優しく声をかけてもらうことも多くて、取り越し苦労でした。案ずるより産むがやすしですね♪
以前は、看護師の業界にかかわらず社会的にも「残業するほどえらい!」という風潮がありました。しかし、無理がたたると心身を壊して、働き続けることが難しくなってしまいます。
最近では働き方改革の影響もあり、効率良く仕事をすることが求められていて、自分自身が長く働き続けられるためのセルフマネジメント能力も大切と考えられています。
「自分らしく働いた」ことを選んだ看護師の皆さんは、今年一年、プライベートと仕事を両立させ、無理のない自分らしい働き方ができたということ。自分らしく働き、やりがいを持って看護師としてのキャリアを築いてほしいと応援するスーパーナース編集部としては、うれしい結果です。
一方で、以前は大変だったからこそ「2024年に頑張ったこと」として選んだ回答なのかと思うと、感慨深いものがありますね。
第2位★転職…106票
続いて、今年頑張ったことの第2位にランクインしたのは「転職」。
転職は人間関係を含めて環境がガラリと変わる出来事です。今年、転職した看護師の皆さんは、迷わずこの項目を選んだのではないでしょうか。
「ドッキドキの初転職」
- Tさん 30代前半 大学病院 循環器科勤務(大阪府)
- 新卒から大学病院で働いてきたのですが、結婚・出産をきっかけに退職することを決意しました。
ずっと働いてきたから退職を悩んだけれど、思い切って、家族との時間もとれる日勤のみのクリニックに転職しました。
結果、転職は大成功!慣れないこともあるけれど、今までの経験が活かせるし、家族との時間もとれるしで満足しています。
「親友に誘われ、憧れだった訪問看護にチャレンジ!」
- Tさん 50代前半 リハビリテーション病院勤務(福岡県)
- 今まで産休や育休でのブランクはあるものの、ずっと病棟で働いていました。でも実は、訪問看護や在宅への憧れがずっとありました。けれど、車の運転も自信がなくて、足踏みしている状態が何年も続いていました。
ところが今年、看護学校時代の同級生である親友が訪問看護ステーションを開設するとのことで「立ち上げを一緒に手伝ってくれない?」と声をかけてくれました。
これまで病棟しか知らないのに訪問看護ができるか不安でしたが、信頼できる親友と一緒に働きたい気持ちもあり、思い切って転職することを決意!
開設当初は右も左もわからず残業することも多かったのですが、少しずつ慣れてきました。憧れだった訪問看護をすることができて、毎日が充実しています。年齢で尻込みをしていたのですが、何歳になってもチャレンジって大事ですね。
「企業看護師→病棟に舞い戻りました!」
- Oさん 30代後半 都立病院 小児科勤務(東京都)
- 企業看護師として数年勤務しましたが、やりがいを求めて現場に戻りたくなり、病棟勤務に戻ることにしました。
生活リズムが変わったし、数年臨床を離れただけでわからないことがたくさんあって、再び勉強の日々です。それでも、やっぱり現場はやりがいがあり楽しいです!
「脱毛専門クリニックから美容外科に転職!」
- Kさん 20代後半 美容クリニック(神奈川県)
- 新卒で総合病院の整形外科病棟で3年働いたあと、看護師という仕事に疲れてしまい脱毛専門のクリニックで2年働きました。
脱毛クリニックは、脱毛の手順さえ覚えれば毎日基本的にはルーティンの繰り返し。気持ち的には楽でしたが、やっぱりもう少し勉強したい!スキルアップしたい!と思い、勇気を出して今年転職しました。
美容外科のクリニックに転職したので、手術室での介助もあって覚えることはたくさん。ですが、スキルアップできているなと日々達成感を得られています!勇気を出して転職して本当に良かったです。
今年転職をした看護師の皆さんは、満足して充実した日々を送っている様子。転職は時間も労力もかかることです。特に、初めての転職や異業種への挑戦となると思い切りや勇気も必要。しかし、人生を変える可能性がある挑戦なので、頑張りがいがあるというもの。
求人は日々変動しているため、転職活動を始めてすぐに自分にぴったりの求人が見つかるかどうかはわかりません。
もし転職しようか悩んでいるなら、まずは人材会社に登録して求人をチェックしてみましょう!来年にはあなたも「転職して、良かった~」と言っているかもしれませんよ。
第3位★副業…61票
副業には、副収入を得られるだけではなく、経験を積める、いろいろな人に出会えるなどさまざまなメリットがあります。
今年「副業を頑張った!」と回答する看護師の皆さんは思いのほか多く、なんと第3位にランクインしました。
「初めての単発派遣デビュー!」
- Aさん 20代後半 急性期病院 消化器外科病棟勤務(東京都)
- 今年は、ずっとやってみたいと思っていたけれど、なかなか勇気が出なかった単発派遣のお仕事デビューをしました。
初めてやってみたお仕事は「訪問入浴」。最初は、右も左もわからない状況でしたが、ヘルパーさんやオペレーターの方が優しく教えてくれて、指示を出してくれたおかげで、無事に1日勤務できました。
体力的には大変でしたが、利用者さんの「やっぱりお風呂は気持ちいいねぇ」と笑顔で感謝してもらえることがうれしくって。その後も引き続き、お仕事がお休みの日に、月2、3回は訪問入浴やデイサービスの単発派遣のお仕事をしています。
「副業で、憧れのツアーナースに」
- Sさん 30代前半 大学病院 循環器内科病棟勤務(埼玉県)
- 実は、ずっと気になっていた旅行の添乗看護をする「ツアーナース」。今年はチャレンジしてみようと決意して、副業で小学生の修学旅行に添乗しました!
1泊2日でしたが、子どもたちはおなかが痛くなったり、転んでケガをしたり、鼻血が出たり……となかなか忙しい。けれど、子どもたちが元気いっぱいで楽しんでいるところを見ているだけで、パワーをたくさんもらいました。またツアーナースのお仕事をしたいと思っています。
今は多様な働き方ができる時代です。政府が副業を推進しているため、正職員+副業、派遣+副業など、いろんなスタイルで働く人が増えてきました。
そんななか、看護師の副業として人気なのは「看護師の単発派遣」。
普段は病棟で働いているけれど、介護の経験を積むために単発派遣で訪問入浴、訪問介護に挑戦するなど、積極的に経験も収入も増やしている看護師は少なくありません。
月に1日だけ働くなど、スケジュールは自分で決めることができます。日々忙しい看護師の皆さんも、単発派遣なら無理なく副業として取り入れやすいのでは。
看護師の単発派遣のほか、スキマバイトといった働き方もあるので、気になる方はこちらの記事をチェック。
第4位★死ぬほど働いた…59票
続いて、今年頑張ったことの第4位にランクインしたのは「死ぬほど働いた」……。
看護師のみなさんは、やっぱり頑張り屋さんが多いです。
「過去1番働いた‼‼‼」
- Uさん 30代前半 公立病院 一般病棟勤務(東京都)
- 今年度は退職や異動、産休が重なり病棟スタッフの人数が過去1番少ない人数に。
それでも減らないベッドの数、後輩指導に委員会。今までの1.5倍くらいの受け持ち患者さんの対応がありました。
毎日残業は当然だったし、過去一番働いた一年でした……でもその分稼げましたね(笑)。
そのほか、「新しい分野での仕事で、学ぶことが多く必死だった」「本業+副業をして1年間猛烈に働いた」という声も。
忙しく仕事をしていると一年はあっという間。やりたいことや今後のキャリア、ライフプランなどについて考える余裕もなかったという人も少なくないのでは。また、年末年始、世の中はお休みモードですが「年末年始も休みはありません」という人もいるのではないでしょうか。
まずは、よく頑張った!よく頑張っていて偉い!と自分をねぎらってあげましょう。そして、今後も元気に頑張れるよう、ご褒美と称しておいしいものを食べるなどして適度にガス抜きをしましょうね。
その頑張りが自分自身がめざす方向性に合っているかどうか確認するためにも、心身を壊さないようにするためにも、ちょっとした振り返りや息抜きの時間は欠かさずとるようにしましょう。
→続いて、第5~9位は「看護師が2024年に頑張ったこと【ランキング発表】《中編》」をチェック!
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。