勤務中のピアスはあり?なし?看護師それぞれの考えを紹介
看護師の皆さんは、仕事中にピアスをつけることについてどう思いますか?
アクセサリー類は看護のお仕事には必要ありませんし、業務の邪魔になったり事故につながるリスクがあります。衛生面も気になりますよね。
そう考えると、勤務中にアクセサリーを身につけるのは避けるほうが無難です。
とはいえ、看護師がピアスをしてもOKな職場もありますし、「ピアスぐらいならつけたい……」と思う看護師もいるでしょう。
そこで今回は、看護師の皆さんが勤務中にピアスをつけることについてどんな意見を持っているか、それぞれの考えを紹介します。
ピアスはあり!肯定派
まずは、看護師が業務中にピアスをつけることについて肯定的な考えを持っている看護師の意見を紹介します。
「私の職場ではピアスはOK!3分の1くらいがつけている」
- Nさん 20代後半 特別養護老人ホーム勤務
- 私の職場は、規則でピアスはぶら下がらないワンポイントのもの1つまではOKになっています。だから、職場にいる看護師の3分の1ぐらいは、勤務時にピアスをつけていると思います。
私は看護師5年目で、そんな光景に慣れているのでピアスをつけることが当たり前というか、ピアスをしている看護師がいても全然気にならないです。
仕事中であっても、女性なので自分の気分を上げてくれるアクセサリーやキャラクターのボールペン、お気に入りの白衣やスクラブなんかは大切な気がします。
職場の規則でOKなのであれば、それは「この職場では、業務上支障がない」と言ってもらえたようなもの。周りの看護師もピアスをしている人が多い場合は悪目立ちもしません。
そのため、「職場がピアスOK」な場合、ピアスが当たり前になるので肯定的に思うようです。
また、もしピアスが禁止されている職場でも、看護師自身が「この職場でこの業務なら、ピアスをしても問題ないのでは」と考える場合、ピアスぐらいつけたいと感じるようです。
さらに、ピアス肯定派は仕事を頑張るためのモチベーションでもあると考えて、お気に入りのアイテムを持ったり、ピアスなどを身につけたりすることを大切にしています。使う物や装いが仕事のモチベーションアップにつながるという点は、ほとんどの働く女性が共感の嵐なのではないでしょうか。
肯定派の意見まとめ
ピアス肯定派の看護師の考えをまとめるとこのようになりました。
💎「職場の規則でピアスOK」
💎「業務に支障がないと思うので、ピアスぐらいつけたい」
💎「周りの看護師もピアスをしているので、別にいいと思う」
💎「仕事を頑張るためにもお気に入りの物を身につけたり持ちたい」
ピアスはなし!否定派
続いて、看護師が業務中にピアスをつけることについて否定的な考えを持っている看護師の意見を紹介します。
「患者さんも厳しい目で見ている。全面禁止でいい」
- Mさん 30代前半 総合病院 小児科病棟勤務
- 以前は、ピアスOKの病院で働いていました。
規則では明確に“直径5mm以内のぶら下がらないタイプのもの”と記載があるにもかかわらず、明らかに5mmをオーバーしたものをつけている同僚もいました。
規則があっても破る人がいたり独自の解釈をしたりする人もいるんですよね。そう考えると、全面的に禁止にしたほうがいいのかなと思います。
おしゃれは休日に楽しめばいいと思いますしね。
患者さんは、看護師の身だしなみに対してチェックが厳しい方も少なくはないです。悪い印象を与えないためにも、規則の範囲内で身だしなみを整えることが大事かなと思っています。
看護師として責任感が増せば増すほど、問題点に気づきやすくなります。
ルールを自己解釈する人がいるなど職場内で不公平感が出ると、職場の雰囲気が悪くなることも。結果、働きやすいかどうかという職場環境にまで影響していきます。
また、ただ目の前の業務をこなせばいいだけではなく、患者さんを含めて周りからの印象にも気を配れるようになるからこそ、ピアスを含めて身だしなみに対して思うことがあるようです。
否定派の意見まとめ
ピアス否定派の看護師の考えをまとめるとこのようになりました。
💎「規則違反や独自解釈をする看護師がいるから全面禁止のほうがいい」
💎「患者さんに悪い印象を与えないようにしたい」
💎「おしゃれは休日に楽しめばいい」
ちなみに、医療事故を懸念するためピアスについて否定的であるという意見の看護師はほぼいませんでした。というのも、オペ室やカテーテル室は帽子もかぶるので、実際にピアスが落ちて医療事故になったケースはあまり聞かれないようです。
ピアスをつけたいけど……我慢派
最後に、否定派でも肯定派でもなく、「つけたいけど我慢している」という看護師の意見を紹介します。
「一粒ぐらいなら……でも先輩の目が怖い」
- Mさん 20代前半 がん専門病院 消化器外科病棟勤務
- 医療の現場であることは認識しているので、プライベートでするようなジャラジャラと派手なものや揺れるタイプのピアスはやっぱりNGだなと思います。
でも、一粒タイプのものやシンプルなデザインのものならつけてもいいんじゃないかなと正直思ってしまいます。病院によってはOKのところもあるみたいですし……。
でもやはり先輩の目もあるので、病院の規則は守っています。
そのぶん休日は思いっきりおしゃれやメイクを楽しんでいるので、病院の同僚からはプライベートと仕事中でかなり印象が違うと言われます(笑)。
職場では、誰もがきっと我慢していることがありますよね。
特に新人看護師だと、自分の気持ちに反して先輩や規則に従って我慢することが多いでしょう。
気持ちのうえではつらいかもしれませんが、先輩の目を気にしたり規則に従ったりすることは、結果、自分自身をトラブルから守ることにもつながっています。
休日に思いっきりおしゃれを楽しむなど、オン・オフを切り替えて上手に発散しているのはとても賢い選択です。
我慢派の意見まとめ
ピアスをつけたいけれど我慢をしている看護師の考えをまとめるとこのようになりました。
💎「一粒やシンプルなピアスぐらいはつけてもいいのではと思う」
💎「病院の規則や先輩の目が気になるので、ピアスをつけたいけれど控えている」
💎「休日にピアスのおしゃれを楽しむことにしている」
今後、いろいろな経験をしていくなかで「やっぱりピアスは仕事中はいらない!」と思ったり、「ピアスをつけながら働きたい」と決意するなど、考えに変化が出てくるかもしれません。
ピアスOKの職場もあります。もしどうしてもピアスをつけて働きたいと思うようであれば、転職をするなど働き方を見直すことを選択肢に入れていいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は看護師のピアスに対する意見を紹介しました。
ピアスはあり!肯定派の考えは
・職場の規則でピアスOK
・業務に支障がないと思うので、ピアスぐらいつけたい
・周りの看護師もピアスをしているので、別にいいと思う
・仕事を頑張るためにもお気に入りの物を身につけたり持ちたい
でした。
ピアスはなし!否定派の考えは
・規則違反や独自解釈をする看護師がいるから全面禁止のほうがいい
・患者さんに悪い印象を与えないようにしたい
・おしゃれは休日に楽しめばいい
でした。
また、ピアスをつけたいけど我慢をしている看護師の意見も紹介しましたが、その考えは
・一粒やシンプルなピアスぐらいはつけてもいいのではと思う
・病院の規則や先輩の目が気になるので、ピアスをつけたいけれど控えている
・休日にピアスのおしゃれを楽しむことにしている
でした。
どの意見にも、なるほどなと思うところがあったのではないでしょうか。
また、考えが違う看護師を理解するきっかけになれば幸いです。
ルールに従うことは当然とはいえ、ストレスを抱えたままではしんどいですよね。看護師それぞれの意見が、ちょっとしたもやもやを解消するきっかけになれば幸いです。
今後も、自身が理想とする看護師のキャリアを築いていけるよう応援しています。
コチラの記事も参考に!
https://www.supernurse.co.jp/useful/12385/
https://www.supernurse.co.jp/useful/17214/
スーパーナースは看護師に特化した人材紹介派遣会社です。
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スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。