こんにちは。教えてスーパーナースのブログ担当看護師です。
結婚や出産など、ライフスタイルの変化に伴い働き方を変えたい!
そんな風に思う時に選択肢にあがるのが「クリニックで働く」という看護師さんも 多いのではないでしょうか?
「クリニックで働く」ということは、身近なようで意外と知らないことも多かったりします。
今回は、そんな「クリニックで働く」ことのメリット・デメリットやクリニックでの看護師の役割など詳しく説明していきたいと思います。
1 クリニックで働く看護師の役割とは?
クリニックで働く看護師の役割は、実は多岐に渡ります。
クリニックの規模にもよりますが、大きな病院と比べてスタッフの数が少ないので1人1人が担う業務も幅広いです。
外来での診療補助を中心として、薬品や備品の管理・発注や清掃、業者とのやり取り電話対応などなど。
業務内容がここからここまでと明確に定められているわけではなく、臨機応変にさまざまなことに対応することが求められるのが大きな特徴です。
2 クリニックで働く看護師のメリット・デメリット
それでは実際に、クリニックで働く看護師さんの声を聞いてクリニックで働くメリット・デメリットはどのようなものがあるのかをまとめてみました。
まずはメリットから説明していきますね。
メリット
1.日勤のみのところがほとんど
クリニックは、病院と違い基本的には入院病床を持たないところがほとんど。
そのため日勤のみの勤務であることがほとんどです。
夜勤をしたくない方、生活のリズムを整えたい方にはピッタリ!
2.家の近所で求人が探しやすい
クリニックは、病院に比べて数が多いため家の近所でも求人を見つけやすいのも魅力の一つ。
特に子育て中で、保育園の送り迎えがある方や電車やバスでの通勤ではなく歩いて通勤したい!そんな方にもピッタリです。
忙しい方にとっては通勤時間の短縮は、大事なポイントになりますよね。
3.固定休みなので、予定が立てやすい。大型連休があるところが多い
クリニックはシフト制の病院と違い、固定の曜日が休みであるところがほとんど。
また祝日やGWや年末年始などの大型連休も、まとまった休みになるクリニックが多いです。
そのため、帰省や旅行の予定も比較的立てやすいのは嬉しいですね。
4.福利厚生で診察を受けることができる(家族まで無料になるところも)
これはクリニックにもよりますが、福利厚生として診察が無料になるところが多いです。
薬代だけかかるというところもあれば、院内処方であれば薬代も無料というところも!
なかには、同居している家族まで無料にしてもらえることもあるとのこと。
忙しくて病院にかかる暇がない人や、定期的な処方が必要な人にとってもありがたいですよね。
続いてはクリニックで働くデメリットは、どんなことがあるのかをまとめてみました。
デメリット
1.突発的、イレギュラーな休みが取りにくい
クリニックは勤務しているスタッフが少なく、急な休みがでてもカバーできるスタッフがいないことがほとんど。
そのため、急な休みは大きな組織で働くよりも取りづらい傾向にあります。
お子さんの発熱や身内の不幸などがあった際に、休みづらいというのはちょっと難点かもしれません。
2.小さな世界なので、人間関係が合わないとツライ
少ない人数で働いているからこそ、合わないスタッフがいると仕事自体がツラくなってしまうことも。
また院長の機嫌が悪いと、スタッフも気を遣ってピリピリしたムードになるなんてこともあるようです。
逆に、特に人間関係のトラブルがないとアットホームで非常に働きやすいともいえます。
こればかりは勤務してみないとわからないところもあるので、見極めが難しいところではありますが。
3.清掃や備品管理など看護業務以外も多い
病院であれば、臨床検査技師さんや薬剤師さん、清掃のスタッフなどたくさんのスタッフが勤務しており看護師は、看護業務に集中できると思います。
しかしながらクリニックは、医師・看護師・医療事務のスタッフのみのところが多いため日々の清掃や、トイレットペーパーや文具などの備品管理も看護師の業務内容に入っていることも多いです。
そのため、看護師業務だけに集中したくても雑務もこなさないといけないことも。
4.夜勤がないので、給与水準は低め
クリニックの勤務は、基本的には日勤だけのところがほとんどのため必然的に夜勤手当はありません。
夜勤手当がない分、やはり月々の手取りも病棟勤務に比べると下がることが多いです。
また賞与なども、院長の采配次第であることも多く大きな病院のようにしっかり基本給の〇ヶ月分というほどはいただけないことも。
年収としては、病棟など勤務と比べると下がってしまうことが多いようです。
どんな職場を選んでも、必ずメリットがあればデメリットもあります。
今のライフスタイルや、自分がどんな働き方を望んでいるかを十分に加味して ぴったりの職場を選んでいきたいですよね。
3 クリニックでのお仕事が向いている人
それでは、最後にクリニックのお仕事が向いている看護師さんについてまとめてみました。
まずは
クリニックは病院に比べると規模が小さいため患者さんとも顔見知りになったり 親しくなりやすいです。そのためアットホームに患者さんと繋がりをもちながら働きたい人にはピッタリと言えるでしょう。
また特定の分野を極めたい人にも最適です。例えば、皮膚科に興味がある人は皮膚科クリニックや内視鏡時の看護のスキルを身につけたい人は消化器内科で働いてみるなど。
大きな病院であれば、診療科の希望をだしても必ずしも希望通りの部署で働けるとは限りません。
ですので極めたい分野や身につけたいスキルがある方は、自分の興味のある分野の専門のクリニックを狙って転職活動すると希望通りのキャリアを築けますね。
また基本的に夜勤がないので、日勤だけのお仕事がしたい人や規則正しい生活をしたい人にも向いているといえます。お子さんがいる方にも適していますね。
最後に、クリニックは看護師業務以外にもクリニックの運営を円滑にするための雑務やイレギュラーなお仕事をお願いされることもあるため臨機応変に対応でき、何事も楽しんでお仕事できる人には向いています。
長期派遣という働きは、たくさんの選択肢があるので自分のライフステージにあった 働き方をチョイスしてうまく活用していけるといいですよね。
誰しもお世話になった経験がある身近な存在であるクリニックだと思いますが、働くとなると知らないこともたくさんありますよね。
今回の記事を参考に、クリニックで働くことを少しでもイメージしてもらえると嬉しいです。
メリット・デメリットも知った上で、自分にピッタリな職場を選んでいきましょう。