副業に、子育ての合間に…みんなの「単発」派遣の働き方を紹介!
看護師の「単発」派遣は、1日だけ働く派遣のお仕事。働きたい1日にだけにお仕事を入れて働くことができるので、自分の生活スタイルに柔軟に合わせられたり、まとまったお金を稼ぐことができたり、普段とは違う職場を経験することでリフレッシュができたりと、メリットがたくさん。
「単発」派遣を取り入れている看護師にとっては、生活に欠かせないお仕事になっています。
この記事では、いろんな立場にある看護師のみなさんがどんな目的でどんな風に「単発」派遣をうまく取り入れているのか、それぞれの体験談を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
◆看護師の「単発」派遣ってどんな働き方?
まずは、看護師の「単発」の派遣がどんな働き方なのかを解説します。
看護師の「単発」の派遣は、1日単位のお仕事です
正職員や契約社員で働く場合は「週に5日」「月に20日」「無期限」「有期で6ヵ月」のように勤務日数や勤務期間が定まっていますが、単発の派遣のお仕事は1日単位のお仕事。
自分の都合や予定に合わせて、働きたい日に都度お仕事を入れて、その日だけ勤務するスタイルです。
今月はたくさんお仕事を入れて稼ごうとすることもできるし、まったく単発の派遣のお仕事を入れない月があっても大丈夫。
負担なく、働きたいときだけにすることができるのが「単発」の派遣のお仕事なのです。
「単発」派遣で多いお仕事やお給料については、
こちらの記事看護師の単発派遣って、どんな働き方?も参考にしてみてくださいね。
それでは、実際に看護師のみなさんがどんな風に取り入れているか紹介していきます。
◆Case1≫ 本業とは別に副業として単発派遣
最近増えてきているのは、副業として行うケース。
一般社会では、いままでの年功序列・終身雇用制度も徐々に崩れてきていて、今は良くても5年後、10年後はどうなっているのか……。先が見えにくくなっています。
そんななか、政府によっても副業が推進されるようになっていて、その理由は
- 所得を上げるため
- キャリア形成するため
- 自己実現を追究するため
社会が副業をすすめるようになってきた背景もあって、きちんとしたお仕事をしている人であっても、将来も自立して生活していくために、本業とはまた別に副業をはじめる人が増えてきています。
看護師にとっても、この世の中の流れは他人事ではなく、1日単発でできる看護師の「単発」派遣は、専門職である看護師がきちんと高給与をいただけるピッタリの副業。
普段はクリニックなどで正職員/正社員として働いている看護師も、本業とは別に看護師の「単発」派遣のお仕事を副業として行い、隙間時間を有効に活かして稼げるときにしっかり稼いでいるようです。
【体験談①】週1以下で時給高めの訪問入浴
- Wさん 30代後半 総合病院・混合外科病棟勤務
- 月に3、4回、訪問入浴の単発派遣をしています。
何度も行っているので仕事にも慣れているし、病棟でも清潔ケアの業務が一番好きなので利用者さんが入浴して気持ち良さそうにしているところを見ることができるので嬉しいですね。
体力的にはややハードですが、訪問入浴は時給も高めなところが多いので頑張ることができています。
【体験談②】月2のデイサービスで子供のお受験費も捻出
- Sさん 40代後半 特別養護老人ホーム勤務
- 主にデイサービスで、月に2、3回お休みの日を利用して派遣で働いています。
経営母体のグループが大きなデイサービスなので、電車で行ける範囲内にいくつもあって「働きたい」と思った日は、大抵どこかの事業所が看護師を募集しているので自分の都合に合わせて働けています。
普段も特別養護老人ホームで高齢者の看護には慣れていますし、デイサービスは利用者の皆さんとお話したり季節の行事を楽しんだりできるので、本業の勤務先とは違った楽しみもありますね。子供の受験などで家計の出費が多いので休みの日に副収入を得られて助かっています。
【体験談③】サッカー教室や野球教室の合宿の添乗看護
- Aさん 20代後半 総合病院・小児科病棟勤務
- もともと子供が大好きなこともあり、小児科勤務の経験を生かして夏休みや冬休み春休みに行われるサッカー教室や野球教室の合宿の添乗看護のお仕事を派遣でしています。
サッカー大会などのイベントは1日単位、合宿は1泊2日がメインです。下は保育園児の6歳くらいから上は小学校6年生まで年齢層も幅広いのですが、病院で子供たちと接する時とは違った楽しさや大変さがあります。スポーツをするので、やはり怪我をする子供は多いですね。簡単な応急処置は看護師が担当して、場合によっては病院に連れて行くこともあります。
子供たちも慕ってくれるので、ヘトヘトになっても「また行こう!」と思ってしまいます。
◆Case2≫子育ての合間に働ける日だけ単発派遣
ライフステージの変化で、子育てが生活の中心になってフルタイムでは働けなくなることも。
そんなときも、1日だけの「単発」派遣のお仕事なら看護師として働くことができると、子育て看護師が「単発」派遣を上手に活用しています。
【体験談①】子供の預け先がないので、月に数回短時間だけ
- Mさん 30代後半 専業主婦+時々派遣勤務
- 実家が遠くて子供が病気をした時などは預ける先がないため、正社員としてはなかなか働けない状況です。なので、月に数回、短時間で働ける「単発」派遣のお仕事をしています。
検診、デイサービスのお仕事は残業もほとんどなくて午前中だけのお仕事も多いため助かっています。私も時々お仕事できることで気分転換にもなっています。
【体験談②】夫が家にいる土日に単発派遣
- Tさん 30代前半 専業主婦+時々派遣勤務
- 旦那の休みが土日なので、旦那に子供を見てもらえる土日メインで派遣のお仕事をしています。
土日は、だいたいどこの派遣先も常勤さんの休み希望が多かったりで募集がたくさんありますね。私は特に業務内容にこだわりはないので訪問入浴、デイサービス、有料老人ホーム、クリニック、ワクチンなど色々なお仕事を楽しんでいます。
続いて、
- 扶養枠内の調整として単発派遣を行うケース
- 定年退職後に単発派遣を行うケース
- スキルアップ・看護師としての経験値を増やすため行うケース
も紹介しているので、ぜひ続きの記事もご覧ください。
監修/スーパーナース 看護業務部
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。