こんにちは。「教えてスーパーナース」のブログ担当看護師です。
近年、看護師の働き方も多様化してきています。
その中でも注目されつつあるのが「フリーランス看護師」です。
病院などの医療機関でだけではなく、活躍の場はどんどん広がっています。
今回は、そんな「フリーランス看護師」について働き方や、メリット・デメリット、
気になるお給料など詳しくまとめてみました!
1 フリーランス看護師とは?
「フリーランス看護師」とはその名の通り特定の就業先に正社員として属するのではなく様々な勤務先で働いたり、業務委託でお仕事を受け働く看護師のことです。
特定の就業先に縛られることなく、自由な働き方を選ぶことができるのが最大の魅力。
まだまだフリーランスの看護師の数は少ないです。
しかし、SNSなどで自分の働き方やキャリアを発信することができるようになってきたということもあり、フリーランス看護師として働く人は増えていくことが予想されます。
2 フリーランス看護師の働き方とは?
一口にフリーランス看護師といっても働き方は多岐に渡ります。
実際にフリーランス看護師として活躍している方の働き方を、紹介させていただきますね。
- 派遣看護師として、単発派遣や夜勤専従などで働く
- トラベルナースとして、日本全国様々な医療機関や介護施設などで半年程度の期間限定で働く
- ツアーナースとして、修学旅行や団体旅行などの添乗看護師として働く
- 看護師として起業をする(コンサル業や、カウンセリング業、セミナー講師など)
- 美容クリニックで、アートメイク看護師として働く
- ライターやYoutuber、インフルエンサーとして発信をすることでアフィリエイトや広告収入を得る
- 看護師+αで働く(アイドル、モデル、女優、作家などの執筆業、イラストレーター、コンサルタント、医療ドラマの演技指導)
このように、最近は看護師の活躍の場が本当に広がっているんですよね。
看護師としての臨床経験を生かして、新しいお仕事を生み出すことができるって考えるとワクワクできますよね。
3 フリーランス看護師のメリット・デメリットとは?
フリーランスナースのメリットは、やはり自分の好きなお仕事を選ぶことができることです。
自分の裁量で、お仕事を選ぶことができるのはフリーランスだからこその醍醐味です。
また、働く時間や日数も自分で選べることができるので、プライベートの予定を優先することも可能です。
さらに特定の人間関係に縛られることもないので、苦手な人と長く一緒にいる必要がないのでストレスが少ないこともメリットといえます。
では逆にデメリットとはどんなことがあるでしょうか?
それは収入面です。
自分の頑張り次第では、しっかり稼ぐことができますが月によってお仕事が多い月、少ない月など変動があります。
しかし、正社員のようには収入が安定しないことも多々あります。
また看護師+αで自分の仕事をする方は、自分自身で営業をしたり日々SNSで発信する必要もあり仕事を得るために能動的に動く必要があります。
ほかにも病気をして休んだりする場合、正社員と違い有給休暇や傷病手当というものがなかったりするので収入が減ってしまうこともあります。
4 フリーランス看護師の年収・給与とは?
これは本当にかなり幅があります。
フリーランスなので稼ごうと思えば自分の体が動く限り働けるのでフリーランスでも、年収が600万を超えてくるような強者もいるようです。
特に起業をしている人は、事業を拡大していくことで収入をどんどん増やしていく!そんな方もいます。
いっぽうで収入にこだわらず、のんびり働きたい看護師さんは年収200万円から300万円くらいなっているイメージです。
それぞれに大事にすることは変わってきますし、ライフステージによっても働き方は大きく変わってくるので仕事をセーブしたり、逆に思いっきり仕事に打ち込んだり人それぞれのスタイルがあります。
状況に合わせて自分で選択できることがフリーランス看護師のいいところですよね。
5 フリーランス看護師に向いている人とは?
特定の就業先で働く正社員看護師に比べて、実にたくさんの人とコミュニケーションをとる必要があるフリーランス看護師。
コミュニケーション能力が高い人、初対面の方ともすぐに打ち解けられる人、新しい人と出会うことが好きな人はフリーランス看護師に向いているといえるでしょう。
また好奇心旺盛で、チャレンジ精神が旺盛な方は自分自身で新しい仕事を生み出したり
積極的に新しい仕事にトライしたりすることができるのでフリーランスという働き方がおすすめです。
6 フリーランス看護師になるために準備しておくべきこととは?
個人事業主として、年間20万円以上の収入を得る場合には確定申告が必要になってきます。
給与収入以外で(原稿料や広告収入、出演料、そのほか業務委託など)収入を得られるようになる場合は開業届を提出し、青色申告ができるように準備をしましょう。
また、正社員と違い社会保険に加入ができない場合が多いため国民健康保険・国民年金に加入する必要がでてきます。
もしくは、派遣先で社会保険に加入できるかも確認しておきましょう。
今まで勤務先が全てやってくれていた、保険関係や税金のこともフリーランスになるのであれば自分で行う必要があります。
できれば看護賠償責任保険にも入っておきましょう。
万が一、医療事故を起こした場合に補償がされます。自分の身は自分でしっかり守れるように準備しておくことも大切です。
フリーランス看護師という働き方、いかがでしたか?
私も、様々な看護師さんの働き方を伺っていると 「今の時代はこんなに看護師の活躍の場が広がっているんだ!」と、とても感心していまいました。
看護師としての働き方の選択肢がどんどん広がっているって本当に嬉しいですよね。
ぜひみなさんも自分の得意や特性を生かして、自分らしい働き方を選択していってもらえればと思います。