Vol.0002 行きつけ難民。看護師はサービス業。 [2013/10/08更新]
こんにちは。
だいぶん涼しく過ごしやすい気候になってきましたね。
秋です!
個人的に大好きな季節です。
食べ物、音楽、読書など一般には言われますが、
やっぱりおしゃれ♪
秋冬物は、見るだけでもワクワクします。
ところで自称転勤族の私は、新しい街に引っ越すたびに、
行きつけ難民
になります。
飲み屋、スーパー、服屋、色々ありますが何よりも
美容院
大事な乙女の髪を預ける場所です。
髪は、女の命です。
ある意味病院と同じです。
髪質や自分の好みなどを十分理解してもらった上で
施術してもらわないと本当に悲惨なことになります。
微妙なクセや好みをわかってくれて
安心して任せられる美容師さんと
新しい街の無数にある美容室から出会うのは
非常に困難をきたします。
タウン誌やネットで調べて行くわけですが
毎回、期待と不安でいっぱいです。
店内の雰囲気やスタッフ写真、構成、
言葉のつづり方などを見て選んで行くものの…
担当美容師と会話が合わない。
微妙な口癖が気になって仕方ない。
雑誌を変えるタイミングなどの些細な配慮の有無が気になる。
つい前の行きつけの美容室と比べてしまう。
などなど…
山口百恵のイミテイション・ゴールド状態になってしまうことがあります。
(知らない方すみません)
それってきっと、患者さんも同じ。
はじめての来院や、知らない病院への入院などは、
わからないことも不安もいっぱいのはずです。
かかりつけの病院や昔行った病院と比べてみてしまいます。
だからこそ、はじめての患者さんを迎え入れる時は、
小さい配慮や声掛けを忘れずに、
「はじめて」であることを念頭に入れて対応をしたいですね。
ところで、今までの私の美容院探しで、外れくじトップは、
大切な親友の結婚式出席用のアップをお願いした
編み込みができない残念な美容師
「オッケー、じゃあ三つ編みとかしちゃおうか」と自分で提案したのに、
何度も編み込む髪を落として一からやり直し。
逆毛が立てられず上手くまとめられなくて、
ハードスプレーをふりかけまくる。
その上、出来上がり予定時間をオーバー。
何度、「チェンジ!」と心の中で叫んだか…
看護師も一緒。
上から目線の命令口調や、患者さんの質問に対して、
「うちの病院では、こうするように決まっているからこれで合ってます。」
なんて、根拠のない説明などしないように気を付けましょう。
できないときや、困ったときは、素直に他のスタッフに相談して
患者さんを不安や不快な気持ちにさせないようにしたいですね。
私の美容院探しは、そういう失敗を重ね、
結局、「行きつけ」が見つかるまで、最低一年はかかります。
そのため「行きつけ」を見つけたら最後。
以前いた街では、その美容師さんが店舗を変わるたびに追い掛け回しました。
店内の内装や音楽、センスはもちろん
美容師さんの雰囲気やしゃべり方にも癒されるのですが
よおーくみていると、下のスタッフへの声掛けや指導
お客さんへの些細な気配りは勉強になります。
また、そのような方が創り出すお店は、
スタッフもみんないい!
やはり、トップに立つ者次第で、グループは
右にも左にも変化多様だと思います。
それは、トップの人事力ももちろん加えてですが。
人を見る目、集める力って大切ですよね。
お店には、お料理屋さんなら味、服屋さんならセンス、美容院なら技術、
など基本的に求められることもありますが
そこをひとつ越えて「行きつけ」になるには、
居心地いい空間
細々言わなくても、ちゃんと自分の好みをわかってくれて
サービスを提供してくれるスタッフ
などでしょうか。
私たちもひとつのサービス業です。
基本的に求められる技術や知識はもちろん
「行きつけ」にしたくなるような
空間やサービスを提供できるように、患者さんに接する場面だけでなく、
後輩や他のスタッフへの言葉遣いやフォローする場面でも
優しさや繊細な気配りが感じられる素敵な看護師でありたいですね。
マツコ