こんにちは!
「教えて!スーパーナース」ブログ担当の看護師です。
今日は、気になっている方も多いのではないでしょうか?
新型コロナウィルスのワクチン接種のお仕事に行ってきたので感想や気になったことをまとめてみました。
これからお仕事を検討されている方や、実際にワクチンのお仕事を控えている方の参考になればと思います。
1 ワクチン接種のお仕事・看護師の役割とは?
私が実際に勤務したのは、行政のワクチン接種のお仕事になります。
会場によって接種の対象者が変わり、高齢者の方が対象の会場もあれば優先接種の対象の職業の方の会場の場合も。
会場によりますが看護師の役割は主に
- 問診票の確認
- ワクチンの分注・充填
- ワクチン接種・接種後の経過観察
などに分担をして運営しているところが多いと思います。
1日の中で、役割を交替するところもあれば決まったポジションを1日中というところもあるようです。
ここでは、それぞれのポジション別の仕事内容について簡単にまとめています。
1-①ワクチンの分注
基本的には薬剤師さんが管理されていることろが多いですが、予約の人数に合わせてワクチンのバイアルを冷凍庫から解凍します。
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その後冷蔵庫に移し最終的には分注前に常温に戻します。
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分注の方はこの常温に戻されたバイアルをシリンジに分注・希釈、充填していきます。
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ファイザー製ワクチン:生理食塩水との希釈後にシリンジへ分注。
モデルナ製ワクチン:希釈はなく、ひたすらシリンジへ充填していきます。
モデルナ製のワクチンの方が、作業工程が一つ少ないので分注の負担は少し軽いかなという印象です。
1-②ワクチン接種
シリンジに充填されたワクチンを、ひたすら筋肉注射をしていくポジションになります。
会場によっては医師の問診が終わった後に問診票確認のポジションがあり、看護師が接種前に問診票を確認するという工程がある場合もあります。
接種に来られる方は、かなり緊張している方が多いので看護師の接種前〜接種が終了するまで安心できる・緊張をほぐす声かけや気遣いが非常に重要になってきます。
1-③接種後の経過観察
基本的には接種後は15分待機をお願いしている会場が多いです。
アレルギーの既往や、基礎疾患がある方は医師の判断で30分待機となることもあります。
椅子に座ってお待ちいただくのですが、接種者の顔色や言動を観察して気分が悪そうな方がいる場合は看護師から声をかけることも重要です。
2 どんな人がお仕事に来てるの?
私がお話しした看護師さんたちは普段常勤でクリニックや病院、介護施設で働いている方が多くかった印象です。
なかには今はワクチン接種のお仕事だけやっているという方もいました。
3 ワクチン接種のお仕事に入る前にやっておくべきこと
当日、お仕事に入るまでは自分がどのポジションになるのかわからないことがほとんどだと思います。
どのポジションに当たっても慌てずに対応するために予習をしてお仕事に臨むことがとても重要!
あらかじめマニュアルがある場合は必ず目を通すこと、また視聴を指定された動画がある場合は必ず視聴しましょう。
特に指定の動画がない場合は病院や厚生労働省、薬剤師会が作成している「ワクチンの注意点」や「ワクチンの希釈方法」といった動画を視聴して行くのがオススメです。
私自身、筋肉注射は5年程ブランクがありましたが動画を観て頭の中でシュミレーションしていったので比較的スムーズに行うことができました!
備えあれば憂いなしですよ。
4 ワクチン接種のお仕事に入る時の注意点
ワクチン接種会場は、ワクチンの温度管理のためクーラーが効いています。
通常の室温より低く設定されている場合がほとんどです。
白衣の上から羽織れるカーディガンはぜひ持参してくださいね。
またワクチンの分注・充填の担当になると1.0mlシリンジでの細かい作業が続きます。
目が悪い人は眼鏡を持参したり、コンタクトの方が作業しやすい方はコンタクト装着で行きましょう。
新型コロナワクチンのお仕事のイメージが少しでもできたでしょうか?
ますます加速する新型コロナワクチンの接種に伴って、看護師さんのお仕事の募集も増えています。
気になっている方はぜひチャレンジしてみてください!