透析療法指導看護師になるには?
透析療法指導看護師は、日本腎不全看護学会、日本透析医学会、日本腎臓学会、日本移植学会、日本泌尿器科学会などが認定している資格で、透析療法についてのスペシャリストとして認められる資格です。
透析のポジションで信頼が生れ転職などでも有利にはたらくでしょう。透析療法指導看護師は准看護師での受験資格は無く、正看護師の資格と実務経験5年以上が必要です。
また学会の認定資格であるため、日本腎不全看護学会正会員歴が継続3年、さらには、腎不全看護領域実務経験が通算3年以上必要です。
その他、受験資格にポイントも導入されており、対象の学会やセミアーへの参加でポイントが加算される仕組みになっていて30ポイント以上必要になります。
これらの条件が整っている対象者のみ受験が可能です。合格率は90%前後と考えて良いでしょう。
透析療法指導看護師の特徴
透析療法指導看護師資格取得者は、透析について患者への指導はもちろん、医療チームに対しても的確にアドバイスすることが出来ます。要するのそのチームのリーダーとなって
仕事を遂行する知識を有していることになります。結果、そのチームは資格保持者がいることで質の高い医療行為を提供することができるのです。
ですので、透析患者の治療において医療チームから大きな信頼感を得ることができます。日本には約30万人の透析患者がいるといわれています。
このような背景から透析療法指導看護師は今後益々必要になってくる資格だと言えるのではないでしょうか。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。