派遣という働き方の特徴
派遣とは、就業先との直接雇用とは異なり、人材紹介・派遣サービスを提供している会社に登録し、人材紹介・派遣会社のスタッフとして病院や施設に派遣されるのが特徴です。
給料や社会保険などは、派遣元の会社が負担します。さらに派遣には、紹介予定派遣や産休・育休・介護休中の看護師の代替派遣と紹介予定派遣に分類されます。
紹介予定派遣は、ある一定期間(6ヶ月以内)就業し、雇用元と看護師さん双方の合意のもとに正職員として直接雇用に移行する契約です。一方、産休・育休の代替派遣は、出産前や出産後の育児で休暇中の看護師に変わって一定期間就業する契約のことを言います。
派遣のメリット・デメリット
派遣で働くメリットは、期間限定や時間を限定して働く事ができる点があげれらます。
正職員の場合は、どうしても残業が増えてしまうケースが多いのですが、派遣は基本的に残業が無いことが多いです。
残業が無いので、プライベートや家族などとの時間も充実させることができます。さらに、期間を限定して勤務するカタチなので、自分に合わないと感じたら契約の更新をせずに派遣会社から次の就業先を紹介してもらえるというメリットがあります。
ただし、責任ある仕事は、どうしても正職員にまわっていくので、看護師としてのスキルアップを考えている方には、デメリットになるかもしれません。
また、紹介予定派遣は、一定期間内で業務を通して職場の雰囲気や求められるスキルを理解できたうえで正職員になることが出来るため、双方のミスマッチを防げるメリットがあります。
派遣で働く看護師の声
私は、結婚をきっかけに(正職員)退職し、1年間のブランクがありました。結婚当初は専業主婦への憧れもあり主婦としての生活を満喫していたのですが、バリバリ働く友人や今後の家計の事を考えると、ブランクが浅いうちに職場に復帰したいと考えるようになりました。しかし、家事をしたり家族と過ごす時間も大切にしたかったので、期間や時間を限定できる派遣という働き方を選びました。
今では、派遣会社に週3日で近所のクリニックを紹介して頂き、残業も無くて一定の収入も得ることができ、生活にも張りが出て満足しています。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。