健診の仕事内容
健診は学校や職場、地方公共団体で行われる法令により実施が義務付けられているものや、任意で行われるもの(例えば就職時や資格申請等)があり、そのほとんどが繁忙期(春・秋)に行われることが多いようです。健診センターのような施設に行って受診する場合と、健診車で企業を回って受ける場合があります。項目として、問診、計測(身長、体重、視力等)、血圧測定、採血、心電図、胸部X線などが行われます。検診センターではこの他CT、胃カメラ、マンモグラフィーなどオプションとして追加で受けることも出来ます。
健診における看護師の役割は、採血や血圧測定が主になります。短時間に非常に多くの受診者をこなさなければなりません。そのため採血のスキルアップが望めます。
健診の特徴
健診は8時半ころからスタートし、昼頃には終了します。その後は事業所で結果の処理等事務仕事となります。勤務時間も比較的短い求人もあったりと、プライベートの時間も大切にしたい、時間を有効的に使って稼ぎたい方やご家庭をお持ちの方、子育て中の方にとっては、非常に働きやすい条件がそろったお仕事といえます。
単発、スポットでお仕事があるので、本業のお仕事がお休みの日に単発バイトとして健診の仕事を入れたり、Wワーク(ダブルワーク)として求人に応募をしたりといった方もいらっしゃるようです。
健診センターで働く看護師の声
急性期の病棟に5年いましたが、結婚を機に退職。家庭と仕事を両立できる仕事と紹介され健診センターに入りました。以前のような常に忙しく、残業は当たり前の生活から、残業もなく時間で帰れるのは主婦にとっては助かります。健診は午前中は忙しいですが、午後からは結果入力し、17時には退社できます。また、日曜祝日はお休みなので、週末はゆっくり家族と過ごせるのも魅力。
健診センターには医師、看護師のほか、X線技師、臨床検査技師、栄養士、事務員など様々な職種の方と一緒になってお仕事できるので、とても勉強になります。
スーパーナース編集部
看護師の働き方を支援して30年の株式会社スーパーナース。
派遣や転職をはじめとした就業経験豊富な看護師と編集スタッフが「看護師のはたらく」に関する情報を日々お届けします。